職業の選択という自分探しの旅をずっと続けている人、途中で諦めてしまった人は少なくありません。
私自身も20年以上、本当に自分のやりたいことは何だろうと悩んできました。
幼少期はスポーツ選手になりたい夢を持っていました。
しかし、いつの間にか「現実的な夢に置き換える必要がある」と自分自身を制約し、社会や一般論に流され、その現実的な夢すらも失ってしまい、中途半端な大人になっていました。
人生の3分の1は仕事をしています。
仕事を仕事と思わないほどの天職を見つけることができれば、後悔しない人生を送ることができます。
天職はすぐには見つからないと思います。しかし、天職に近づくことや人生を好転させて良い方向に進むことは可能です。
今日からすぐに行動を起こすことができるヒントを紹介します。
- 転職を本当の意味で成功させたい人
- 人生後悔したくない人
- 天職を見つけたい人
目次
シャインの3つの問い
キャリアを選択する上で考える手法として有名な「シャインの3つの問い」を紹介します。
- 自分は何が得意か?
- 自分は何をやりたいか?
- 意味を感じ、社会に役立っていると実感できることは何か?
キャリアの語源はフランス語(carriere)、レールコースを意味する。
つまり、車輪の通った跡(轍・わだち)を意味する。確かに、重たい自分を背負って運ぶイメージとピッタリ・・・
自分が得意とすること、やりたいこと、価値を感じること、
をしっかりと見極めていく。職業人生は自分探しの旅
— コブダイちゃん@生き方改革中 (@kobudaichann) 2018年11月29日
まず、1つ目の得意なことですが、誰にでも得手不得手があります。まずは自分の強みの理解をしてみましょう。
家族や親友などに身近な人に自分の長所を聞いて見たり、
ストレングスファインダーなどの長所診断テストもオススメです。
2つ目は「何をやりたいか?」純粋に好きなことです。
今までの仕事やプライベートで時間を忘れて夢中になったこと、どれだけやろうが苦にならないことを挙げてみてください。
その中に自分の好きなこと、やりたいことのヒントがあります。
制限を設けず形に拘らず、まずは広く書き出してみてください。
その中から「もしかして、自分はこんなことがやりたいかも・・・」とヒントが見つかるかもしれません。
3つ目は自分が当事者となった時に、「意味を感じ社会に役立っているかどうかをイメージできること」です。
それは直接的でも間接的でも構いません。
大事なことは自分のためではなく、利他的であること、何のため誰のためかを具体的にイメージすることがポイントです。
ここでは大きく2種類に分かれると思います。
どんな人にありがとうと感謝されたいか?による2パターンがあります。
- 特定の身近な人に感謝される
- 不特定多数の人に感謝される
この3つ目が一番重要です。意味を感じ社会に役立つと心から思えるのであれば、できないこともできるようになるし、必然的にやりたいこと好きなことになります。
以上3つの問いの答えが交わる箇所が自分のベストと捉えることができます。
漠然とでも良いので考えてみましょう。
自分にとっていいキャリアとは?
具体的に自分にとっていいキャリアとは一体どんなことか?
4つのポイントを紹介します。
良い我慢ができる、緊張とリラックスのバランスが良い
悪い我慢はストレスでしかありません。
しかし、良い我慢は成長するためには不可欠です。
良い我慢とは、延長線上に自分の目標やメリットがあることです。
例えば、上司から理不尽に怒られたり、必要性を感じない他人に強いられる労働などは悪い我慢です。
一方でお客様のために用意周到に準備する、成長のために時間外で勉強するなどは、目標やメリットに繋がっているので良い我慢と言えます。
また、緊張とリラックスを適度に繰り返すことが健全です。
緊張ばかりでも疲れるし、リラックスだけしていても成長できません。
年齢問わず自分らしく生き生き働くことができる
若いうちは出世欲があったり、成長意欲があったりします。
しかし、それは本来の目的とは違うところでモチベーションを高めているため長続きしません。
生涯をかけて成し遂げたいこと、誰かのため、世の中のために仕事をしている実感があれば、年齢問わずいくつになっても生き生きと命を燃やし続けることができます。
人生はあっという間に終わります。
時間が最も貴重です。
いつ何時も生き生きと命を燃やし続けることができるか本気で考えてみてください。
知識創造・知恵を得ることができる
自分自身が成長し、変化をし続けられることはキャリアにとって重要です。
常に知識を創造し知恵を得ることができる環境は良いキャリアと言えます。
目的が明確だとアウトプットのためにインプットするという好循環が生まれます。
志を自然と語ることができる
「なんのために働いていますか?」という質問に対して堂々と答えられるかどうかは志次第です。
「社会のこの課題を解決したくて、今はこんなことをしている。将来的にはこんなことを実現したい」と自然に志を語れると理想です。
「お金を得ること・生活の手段として働いている」と思っている以上は人生の大半を無駄に過ごすばかりです。
人の幸福度の曲線は収入に比例せず、ある一定の数値からは幸福度は緩やかになります。
つまり、非金銭的な夢や目標こそが人を幸せにします。
誰のために?何のために?
お金や物質以外の目的のために、いい仕事をしたいという素直な気持ちに溢れている状態であれば、その仕事はあなたにとって天職です。
エンプロイヤビリティ | 雇用される力はあるか?
やりたいことがなんとなく見つかったとしても、入社できる環境は限られるかもしれません。
働きたい企業で雇用されるためには、スキル・経験・情熱の3つが重要です。
雇用されるために必要な力 | スキル
社会人として必要なビジネス基礎力や専門性です。
ビジネス基礎力は、対人能力、セルフマネジメント力、PDCA力、処理力・思考力、表現力などが挙げられます。
業種や職種を問わず必要とされるスキルになります。
参考
20代の転職市場価値は何で評価されるのか?求められるビジネス基礎力コブダイちゃんブログ
専門性があれば尚良いです。
語学力やプログラミングスキル、WEBマーケティング、サイトディレクション、プロジェクトマネジメント、
会計、人事、事業開発、個人営業、法人営業などが該当します。
これらのスキルによって雇用される力が変わります。
雇用されるために必要な力 | 経験
マネジメント経験、プロデューサー経験、希少経験です。
マネジメント経験はどれくらいの規模で人・モノ・カネをマネジメントしたか。
プロデューサー経験はどんなプロジェクトをどんな人と、どのように進めてきたか。
希少経験は他にはないレアな経験をしてきたか、知見やノウハウがあるか。
これらの経験によって判断されます。
雇用されるために必要な力 | 情熱
情熱があれば何事も実現することができます。
スキルや経験以上に最も大切な要素です。
どんなプロになりたいか?
自分の進むべき道が見えて、覚悟が決まれば最終的にはプロフェッショナルを目指すことになります。
プロフェッショナルは主に以下3つに分類されます。
- エキスパート型(特定技術)
- ビジネスリーダー型(経営)
- プロデユーサー型(変革・創造)
専門技術を高めていく、職人のようなプロを目指すか、独立や役員を目指して経営のプロになるか、プロジェクト単位で変革や創造を起こせるプロヂューサーになるか、どの方向にステップアップしていくかをあらかじめイメージし逆算することで必要な過程が明確になり日々の行動が変わります。
また、上記に共通してプロフェッショナルの条件が3つあります。
- オーナーシップ
- 利他性
- モラル
オーナーシップとは自責の念を持ち続けることができるかどうか、
利他性は誰かのために働き続けることができるか、
モラルとは誰がどうみても納得できる倫理観があるかどうか、
これら3つはプロフェッショナルに欠かせない要素です。
まとめ | ずっと考えていても答えは出ない
いかがでしたか?少しは天職を見つけるための道筋が見えましたでしょうか。
ただ、考えるだけだと何も変化しません。ずーっと考えていても脳が疲れますし、考えることに慣れてしまい結論が出ません。
いろんな節目のタイミングで短期集中で兎に角行動!行動!行動!
転職サイトに登録すること、自分の考えをノートにまとめること、いろんな会社を訪問すること、すぐにできることを期間を決めて行動することが大事です。
キャリアは、偶然性によって決まるという理論もあります。
つまり、すべてはコントロールできません。
しかし、好奇心や冒険心、柔軟性、楽観性、持続性などの要素があれば自ずとフィットすることができ、納得感のあるキャリアが形成されます。
そのためにも何が自分にとって、天職と言えるかをある程度明確にしておく必要があると思います。
以上、最後までお読みいただきありがとうございます。
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